第十三回発表会を終えて
第十三回発表会を終えて
前日来の雨も朝には上がり、暖かな行楽日和となった平成12年3月5日、
幸真会第13回発表会がうはらホールで開催されました。
今回は、来たる15周年大会に備えた、若干小ぶりな規格ではありましたが、
各方面のご賛助や、スタッフの活躍、そして何よりご来場賜わりましたお客様のお陰を以ちまして、
無事に幕を下ろす事が出来ました。
今回は、今発表会での特色と反省点、などを盛り込んでみたいと思います。
まず、事前の広報は、このホームページの他、前年度アンケート投函者へのご案内葉書、
会員周辺への口コミといった例年通りの方法により、総観客数は330名ほどでした。
賛助出演が多ければ、それにつれて多方面の客層も確保できるのですが、今規格では、まずまずの数字でしょう。
前年度の検討課題とされた、舞台転換の時間短縮は、ホール側の増員スタッフや、
男性会員を中心とした舞台スタッフの導入によって、かなり改善されました。
それから、踊りを3題組み入れた事が効果的であった事や、JAZZの好評ぶりも、
アンケートにより多数確認されています。但し、
JAZZについての「楽曲の構成と客層の意識」という点については、次回のコラムで検証する予定です。
今度は、反省点に参りましょう。
受付や接待といったセクションは、会員から選抜された会員スタッフによって業務を賄っていますが、
今回は前年度に比べて、円滑に機能するまで少々時間がかかった様に思います。
人選は殆ど前年度と同じであり、馴れている部分もあるでしょうが、それにしては、細々としたところがバタついていました。
次に、一番肝心な舞台での演奏、演唱ですが、皆様やはり「あがる」のでしょうか?
普段の冷静さを取り戻すまで、少々時間を費やしてしまってます。こちらも、それこそ「馴れ」て欲しいところですが、
実は、一部会員の「老化」にポイントがある辺り、私としては、重大に受け止めなければならないと思っています。
リハーサルが同じ会場で出来れば少しは違うのかもしれませんが、幸真会を取り巻く今のあらゆる現状では、
一朝一夕には解決しづらい問題です。しかし世情のせいにするつもりはありません。
混沌とした今の世紀末であっても、光り輝いているものは確固としてあるからです。必ず突破口を見つけるつもりです。
後、お客様の反応ですが、アンケートにもなかなかに意欲的なご意見があり、感謝しています。しかし、
民謡ならではの客層が持つ反省点は、相変わらずの印象のようです。
カルチャーとしての和やかさの中にも、最低限の毅然としたマナーはやはり、現代人として保ってほしいものです。
以上、主だった点を幾つか挙げてみました。
何はともあれ、ご理解、ご協力を賜わればこそ、手前共のような者でも立派な発表会が開催できるのです。
皆様方のご厚情に深く感謝し、今後共、努力精進を重ねて参る所存でございます。
末永く、ご愛顧賜わります様、宜しくお願い申し上げます。