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わが青春の吹奏楽10

わが青春の吹奏楽10

「体育会」

さて。
体育会が近付いてきました。
例年、吹奏楽部は楽隊を務めるのですが、今回はマーチングのコーナーがあり、なんとそのコンテを僕が書くことになりました。前回述べたように、マチコンを観に行ったことはあるので、大体の雰囲気は掴めるのですが・・・顧問の先生もまた思い切った指示を出すものだと思いました。

といってコンテの書き方を習ったわけでもなく~取り敢えず、まず楽曲があり、その何小節から何小節の間で、どういう隊形をどのように動かすかということを、主旋律パートの小節と隊形の絵を併記して表す、いわゆる「コンテ」なのですが・・・

実はこれに先立って、当時の市内の中学吹奏楽部は、晩秋の頃、須磨の浦女子高校(睦学園)の校庭をお借りして「マーチング講習会」というのがあって、いくつかの中学校が参加しておりました。当時、須磨の浦女子高といえば「ビューグルコーズ」という、ビューグル楽器のみで構成するマーチングバンドが国際的に有名でしたが、その総監督の先生が指導にあたって下さる講習会だったのです。昼食を挟んでほぼ一日、号令、姿勢、回転、歩き方、また指揮者にあたる「ドラムメジャー」用の講習もあって、一日で出来ることは基礎レベルでしかありませんが、いい勉強の場でした。

そこで学んだ基礎を反映しながら、今体育会でのマーチング用演奏曲になった「運命のテーマ」ドラムマーチを経て「スターウォーズのテーマ」に合わせてコンテを書き、実際に動かしてみては修正するという練習と作業を、学校の南側にあった川崎重工の敷地でサッカーやラグビーも出来るほどの広い芝生グラウンドで、毎日毎日繰り返すのでした。
またある日、顧問の先生の大学の後輩にあたると言われる、マーチング専攻の大学生が来られて、ドラムメジャーの指導や、コンテの修正などに助言を戴いたりもしました。

その中で、今でも記憶に残る助言があります。
「後ろ向きが多くて暗い」 というものでした。
つまり、
・始まりは最前列でブロック状態
・曲が始まると、列かブロックかで分散していく
わけですが、学生のかた曰く「前から見ていると背中(つまり後ろ向き)が多い」というわけです。一番いいのは、グランドの中央から周辺に向けて拡散していくか、最後列でブロック状態から、前進、拡散していくかだと。
でも、
もう殆どコンテとして固まってしまってたので「全体で後列から前進」という動きを、可能な部分で修正して下さったのです。
これは今だから解るのですが、音楽でも同じですよね。
下降音階の曲より、上向音階の曲のほうが、明るく元気が出る感じですから~~

そんなこんなで、体育会当日までは、なかなかに充実していて楽しい時間でしたね。

そして本番。
抜けるような秋晴れのもと、手塩をかけたマーチング(笑)は、拍手喝采を浴びて大成功を収めることができたのでした。