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阪神タイガース - ???? ???

阪神タイガース

阪神タイガース

 このコラムも変わってきたなぁと思います(笑)
浮世とは隔絶し、時事は一切扱わず、独自のカラーの堅持を潔しとするの思いで始めたのですが・・・
「時代の波、人並み」と言いましてね、やっぱ波に乗ることって大事なんよ(笑)
ってなワケで今回は、サラッと流してくださいませ~~~
  「ところで児玉は阪神ファンだったの?」
いやぁ、これが「にわか」なんですよねぇ(ヤジが飛んできそう)
まぁまぁ、ちょっと私の話を聞いて下さいな! 話せば長いんだから。

1.
 元々は巨人ファンでした(まぁまぁ、話せば長いんだから「笑」)きっかけは単
純。
小学校一年生の春、同級生の一人が、当時の12球団のマークを書き並べた紙を私に
見せて、 「児玉はどれが好き?」と、聞いてきました。

当時の私は、野球は全く知らなかったのですが、何となく一番カッコイイなぁと思う
マークを指差して、「これかなぁ」と言った、それがたまたま読売ジャイアンツだったというワケです。

で、それをきっかけに野球の本などを買うようになると、いわゆる当時の「巨人」は
長嶋監督体制で、ダントツの強さだった事が判り「何気なく選んで鼻高々」だったのです。

でも更に判ったのは、 「住んでるところは『阪神タイガース』の地元」という事実でした。次第に、四面楚
歌の現状が見えてきました。
当時の阪神は、セ・リーグ2位の成績を維持してましたので、余計風当たりは強かったのです。
それから年を重ねる毎に、巨人は益々強くなり、阪神は次第に低迷し出します。
この頃から、阪神ファンの「ガラの悪さ」がクローズアップされ、私の中でのアンチ
阪神意識は高まるばかり。

2.
 そうこうしている間に「ナベツネ」という名前が聞こえてくるようになりました。
ドラフトやFAといった、グローバルなシステムを作り出すかのように見えて、実
は、巨人に有利なように運ぼうとする「エゴ」が、一般にも伝わってきました。
当然、巨人は引き続き強くなっていくのですが、何やら気持ちの良い強さではなく
なってきました。

3.
 やがてJリーグが発足して、サッカーが注目を集めるようになりました。
1球1球、間を置く野球と違って、一瞬たりとも気を抜けない、そして世界が舞台の
サッカーは、自身の中で熟成し出した「グローバリズム」とリンクし、また丁度ワールドカップの
時期とも重なって、私の野球に対する欲求不満を解消してくれるに相応しいものとなりました。
したがって暫くは「サッカー」がマイブームになるのですが、
Jリーグ開幕当時は、読売川崎ヴェルディーが強く、パナソニックガンバ大阪が弱
く、「やはりスポーツは読売か。何でも東京が一番なのか」と、僻みがなくはありませんでした。

4.
 この頃は、大相撲の若貴ブーム、オリンピックでの日本選手の活躍など、スポーツ
の趣向も多様化していたのですが、そうこうしている間に、野球界とプライベートで劇的な変化が起こりました。

*ミスタージャイアンツ長嶋監督が引退。
*前後するように阪神の野村監督が婦人の不祥事で引退。
*これらを受けて、巨人は原辰徳氏が新監督、阪神は熱血漢星野仙一氏が新監督。
*加えて私事ですが、当時付き合っていた彼女(家内)の実家が、阪神グループ勤務の家系。おまけに、
私達の結婚式で戴いた祝電の送り主は、野崎球団社長、桧山選手会長、そして星野監督その人というチョー豪華なお顔ぶれ!(私ではありません。舅の勤務ぶりの恩恵です「お義父様、有難うございます」m_._m )
以上の条件が重なった事につき、私は躊躇なく阪神ファンに鞍替えしたのでした(爆)

 こういう場所で言うのもなんですが(以下少々醜文ご容赦)原辰徳氏が、私も亡父
も大嫌いでした。
親の七光りでしかないドンクサイ男を、なぜ巨人ともあろう球団が大事にするのか?
 不可解です。
そして彼の不幸は、監督就任1年目にして日本一になってしまったという形で、現れ
てしまいました。
当時の世評は「名監督」と、賛辞を惜しまなかったのですが、
私の目にそれは「彼は最悪のスタートを切ってしまった」と映りました。
かたや、強運の持ち主である星野阪神の1年目の成績は、4位。

けが人が多い不幸もあって結果的にはBクラスでしたが、やろうとしている内容の変
化は確実に見えましたし、3年契約とも言われる現実を考えれば、絶好のポジショニングでした。そして、
「星野は2年目に優勝する」というジンクスが当たったのかどうだか・・・今年の快進撃の実に凄まじいこと!
巨人を含めた他球団が、少々不甲斐ないというリンクを感じなくもないですが、
昨年よりの「内容の変化」が今年結実しているとはいえ、
7月でマジック点灯など、従来の阪神タイガースの姿から一体誰が想像できたでしょ
うか?おまけに株価は上がる、経済効果は期待される、東京対大阪、反一極集中という図式
に拍車がかかるなど・・・
いやはや~「優秀なリーダーの必要性」を常にアピールしている私にとって、
ここまでくればもう「やはりリーダーは強運たるべし」と、改めて認識せざるを得ません。

 もっとも、現状の星野監督はまだ契約年数の半分です。取り沙汰されるご自身の健
康不安などもあり、
来年がどうなるか? これにこそ真価がかかっているのでしょうけれども。

 「阪神は儲かる球団だから勝たなくてもいい」とは、従来のフロントの弁とか・・・
しかしその姿勢は、星野監督になって改善されました。当たり前です。常識です。
単なるビジネスならそれでも正解でしょうが、スポーツは勝ってなんぼの世界。まし
てプロなら、弱い球団にファンがいつまでもついて行く筈もなく、負け試合後にメガホンを投げ込
む気持ちも判りますよ。

とは言え先頃、中日戦の試合終了間際に、野手を妨害するようなメガホン投げ込み事
件は、大問題。

加えて、ジェット風船禁止のドーム球場でも一部の心無いファンが飛ばす・・・
あんなことするから、ただでさえ「大阪はガラが悪い」と全国から思われるんです。
私だって巨人ファン時代は、「『阪神』って、大阪と神戸って意味でしょ。あんなガラの悪い大阪とスマートな神
戸を一緒にするなんて、たまらん。だから阪急がブルーウェーブになって神戸に来て
くれた時は、すごく嬉しかったよ」と、しゃべりまくってた程ですから。

 それが今年は、ファンのマナーも良くなってきてるそうじゃないですか。
ビジター試合などは、各地の私設応援団のリーダーが、モラル向上を啓発する横断幕
を掲げたり、甲子園球場では、負け試合後のケンカや、違法駐車などがめっきり減ったとか(当た
り前の内容ですが)結構、結構! 今年がいい機会だ!

「世界最高のマナー」と定評の、日本サッカーサポーターも、上記のような従来型阪
神ファンも、同じ日本人。
だったら、やってやれないことはない。
選手だって、各球団の年俸に違いがあるとはいえ、同じプロ。
星野監督は就任直後「お前らは出来るんや。大丈夫や!」と、選手に発破をかけたとか。
その通りです! やってやれないことはない。そして見事、やってくれてます。

いやぁ、私などはともかく、往年の阪神ファンや関係者は、積年の思いもあって、も
うたまりませんでしょうなぁ~。
これを境に、球団も、ファンも、世間も、拍手喝采といきましょ~!