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ホワイエコンサートを終えて&第16回発表会に臨んで - ???? ???
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ホワイエコンサートを終えて&第16回発表会に臨んで

ホワイエコンサートを終えて&第16回発表会に臨んで

 最初にお話しを戴いてから、1年10ケ月の間、

自分の中で、ゆっくり、じっくり、練り続けてきたホワイエコンサート・・・

開けてみればそれは、

当日の数日前に完売した前売券、開場前からの行列、

制限ギリギリまで延びたコンサート時間と、拍手喝采による終演という、

様々な要因を以って、無事終わりました。

ここに、お世話になった全ての皆様に、心よりの感謝を申し上げます。

 私なりの感想は「大変勉強になった」の一言に尽きます。

概要やプログラム内容、ポリシー等は、先月号のコラムで述べた通りですが、

当日、休憩時間までは殆ど遜色なく、それは実現できたつもりです。

ただ、その時間があまりに延びすぎて、

休憩以降は、制限の9時に、ずれ込みながらも辿り着いた格好になってしまいました。

「もっと聴きたいんだが」と、休憩時間にお帰りになられたお客様のあったことが、

それを何より物語っています。

 こうなった原因は、単に私の「喋り過ぎ」でした。それは、

「児玉宝謹は指導家であるという表現」が、過剰だったせいなのでした。

加えて、松方ホールはクラシックホールであるという性質から、

当日のスタッフの約半分は「音楽を聴きにきているのに・・・」という評価になりま

した。

一部の方は「いや、貴重な存在。あれだけ話せる民謡家はいない」とのことでした。

 他方、民謡界が現在抱える「少子高齢化」を解決するような、次世代の方からは、

絶賛されました。

「ただ唄われるだけでは歌詞やその意味すら解らないから、充分納得して聴けた」

「きっちり笑いも取っているので、楽しかった」という反応が寄せられています。

また、身内というか、会員やその周辺の方々も同様な印象だったようです。

民謡界に於ける、私のやっていることの意味や意義が理解出来るだけに、

感心なさったようでした。民謡を初めて聴かれた方も、異口同音だったようです。

 これらを踏まえて、私は、

今後益々、洗練、進化すべきだと、深く心に刻みました。

どこをどうすれば改善できるか、自分の悪い点は何か、

今回を通じて、はっきりと認識できたからです。

その意味では、とても有難いコンサートをさせて戴いたと思います。

今後とも、宜しくお願い申し上げます。 恒例の発表会が近づいて参りました。

本来ならば秋頃に開催するのですが、昨年の抽選ではそれが実現せず、

止む無く昨年中を諦め、年明けてからの2月となりました。

ただこれは、考え方によってはラッキーかもしれません。

秋頃という時候の良い時は、誰でも何処でも行事や催し物が豊富で、

それはいきおい、会場が押さえ難い、人が集まり難いという難点がありました。

前回11月3日の発表会は、その最たるものです。

しかし、お商売の世界で言うところの、

「1月行く、2月逃げる、3月去る」というような、

言わばシーズンオフだと、人の動きが少ないのでホールも確実に押さえられるし、

観客数も見通しは立てやすいのです。

また、昨年実際にあった事で、このコラムにも書きましたが、

夏仕様と冬仕様の空調の切り替えが微妙な時期は、その判断が難しく、

観客が、寒いか暑いか、どちらかの辛い思いをしてしまう可能性があるのです。

しかし、冬にしろ夏にしろ、完全な「真っ最中」だと、

そういう綱渡りの心配はありません。むしろ、

暖房に加えて緊張で汗をかくから、冷たさは丁度いいものです。

 さて今回から、バリトンでバロックやアイリッシュトラッドの研究家でもあられる、

今泉仁志先生を「民謡コラボレーション」として、お招き致します。

「ジャズコラボの次はクラシックコラボ」と目する方向性を、

幸真会発表会という場で表現できることになり、予定としては、

二十周年記念大会までの4ケ年のスパンで、計画しています。

 また、今年のお題、二年目は「海」であること、

名人と会主の民謡トークショーもお二人目を迎えることなど、

複数年企画が、お陰様で板についてきた感があることや、

華やかな舞台を支える上で最も大事な、水面下の人々の動き、

即ち「スタッフマニュアル」は、前回と殆ど変えていないことから、

昨年辺りから、

高齢化に反して安定期に入ってきたことを覗わせる有難い現象として、

喜んでいる次第です。

 「カルチャーの発表会という制約と、どう向き合うか」

幸真会の発表会は正に、この一点を追及してきた歴史とも言えます。

決して大した事は出来ませんし、少しずつの歩みしか出来ませんが、

その時その時、精一杯前向きに取り組んできた事と、

その結果、それなりに進化し、ノウハウが蓄積されてきたのは確かです。

これがいずれ形を変えて、更なる大きな未来へと活かされる日があります。

その日を迎えるには、まだ少し足りない部分がありますので、

あらゆる種類、色んなレベルの経験を少しでも多く積んで、

スタンバイしたいと思います。

 天気予報では寒いそうですので、どうぞ暖かくしてお越し下さいませ。

2月8日の昼下がり、うはらホールでお目にかかれますことを、

会員一同、心よりお待ち申し上げております。