日本民謡幸真会第17回発表会について
日本民謡幸真会第17回発表会について
コラム073はお休みさせていただきました
コラム073については、担当者より「諸般の事情につきお休み」
と申し上げておりましたが、実は私が、両眼網膜剥離により1/13入院、手術となっていたためでございます。
ただ、去る2/19には退院でき、2/27の発表会にはどうにか間に合いました。
遅れ馳せながら、改めましてここにご報告と、ご心配下さいました各位に、衷心より厚く御礼申し上げる次第でございます。
一番心配だったのが、発表会でした。
さて、上記の容態により一番心配だったのが、発表会でした。勿論、それ以外にも大事な役割が多方面にあり、代理が不可能なものは言うに及ばず、可能なものも含めて、おかけしたご迷惑は甚大でした。
しかし、自主企画であり、会の最大行事である発表会をどうするかも、重大な問題でした。
手前共の場合、延期することのほうがハイリスクな部分があるので、少々の無理なら決行すべきなのですが、ある方面からのアドバイスにより、改めて「予定通り決行。延期はしない」と、決断することができました。
「いつも通り」が合言葉でした。
とはいうものの、会主不在で発表会決行というのは、なかなか簡単なことではなく、それは、下記のようなポイントがあったればこそ可能だったのですが、その前に、今回は中期的スパンに於いて、例年と何一つ変わる企画がなかったというか、節目ではなかったのが幸いでした。
ある種の非常事態でもあるので、「いつも通り」が合言葉でした。
そしてまず、準備段階にあっては、
・多年に亘って蓄積されたマニュアルの活用
・それに基づいた、各方面への依頼の簡略化が可能
これら二つの要因が大きかったと思います。
次に当日は、
「同じ会場、同じスタッフ、同じ企画、同じ仕様」
というものが、それぞれ役割を果たして下さる各方面の方々は言うに及ばず、主人公である会員も含めて、安心しながら安全に事をはこび、事故や怪我を未然に防ぎながら、無事に幕を開け、円滑に演目をこなし、盛況裡に幕を下ろせる、最も重要なポイントでした。
加えて「非常事態」という特殊な緊張感が、むしろ奏功し役立っていると、ある意味言えるのではないかとも思え、決して悪いものではありませんでした。
しかしやはり、「平穏無事の有難さ」に勝るものはなく、それだけに、こういう雰囲気は二度と繰り返してはならないと、固く肝に銘じました。
「非常事態」らしいこと
ただ、一つだけ「非常事態」らしいことがありました。
観客動員です。
「先生の入院ショック」とでも申しましょうか?
また最低記録を更新してしまいました。
会員の勧誘活動は恐らく今回、すっかりなりを潜めていたようで、それは、先生にお稽古をつけて戴けていないという、負い目がそうさせたことは、想像に難くありません。
しかし。
そんな中でも後日、喜ばしい貴重な情報を教えて下さった方がおられました。
確かに、開幕直後はまばらな状態だったのが、時間を追う毎に増えだし、休憩を挟んでも、終演まで席を立った方は一人もおられなかったと、いうことです。
民謡の発表会は大抵、4~5時間以上に亘る長いもので、それゆえ観客は、ご自身のご贔屓の出演時間に合わせて来場し、終われば退席する。
いきおい、客席の出入りは頻繁というのが一般的ですが・・・
今回は、普段以上に嬉しいことでした。
幸真会として、こういう観客を一人でも多く増やしていきたいものです。
総括
今回の発表会を総括するなら、
「会主以外の、全ての皆様方の発表会だった」と言えると思います。
当時の状況をご理解の上、誠意を持ち、団結し、粛々と実行して下さった大勢の皆様方なくして、成り立つものでは決してありませんでした。
その意味で、平生以上に感謝の気持ちを深く感じ、今後より一層、報恩感謝の念を以ってご恩返しに邁進しようと、思っている次第です。
そんな奇特な皆様方に、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。